負けないための準備

日本競馬 外国人騎手の活躍の歴史

騎手の像

2016年と2017年に2年連続でリーディングジョッキーに輝いたクリストフ・ルメールをはじめとして、現在の日本競馬界では多数の外国人騎手が活躍しています。これは1981年に第1回のジャパンカップを開催して以降、日本競馬会が進めてきた国際化を背景として年々増加したことによる結果です。

なお、外国人騎手の中でパイオニア的存在だったのは、1994年にJRAの短期騎手免許を利用して騎乗したアラン・ムンロとオリビエ・ペリエです。単に出稼ぎに来ただけではなく、ムンロは少林寺拳法の道場に通い、ペリエは関西弁を話すなど日本文化に積極的に取り組む姿勢はファンからも高く評価されます。

この2人を外国人騎手の第一世代とすれば、第二世代に該当するのが1999年に来日したミルコ・デムーロと2001年に来日したケント・デザーモです。デムーロ騎手が2012年に秋の天皇賞をエイシンフラッシュで勝利した後に、ウィニングラン直後に天皇皇后両陛下に最敬礼した様子は今なお名場面として語り継がれています。

ちなみに、ルメールは2015年にミルコ・デムーロと共に日本中央競馬会の騎手免許試験に合格しており、今後もこのような流れがとどまることはないようです。

疾走する馬